エラベノベル堂

冷徹な社長を堕す

18+ NSFW

小説ID: cmo5rfjo6013z01msocfmiloh

7章 / 全10

地下駐車場から脱出した後、仙道は京介を近くの喫茶店に連れて行った。深夜の店内には客がおらず、奥の席で老人は熱いコーヒーをゆっくりと啜る。 「さて、説明しようか」 仙道は目を細めた。 「今回の一件は、最初から玲奈ちゃんを陥れるための罠だった」 京介は眉をひそめる。 「USBメモリも?」 「あれは彼女が本当に落としたものだ。だが、それを利用しようとした連中がいた」 仙道は深刻な表情を浮かべた。 「役員たちだ。彼らは玲奈ちゃんの急激な成長を快く思っていない。彼女を追い出し、会社を自分たちの思い通りにしようとしている」 京介は拳を握りしめた。 「あの女は……玲奈さんは、何も知らないんですか」 「気づいているだろう。ただ、自分の弱みを突かれて動けなかった」 仙道は京介を真っ直ぐに見据えた。 「君に賭けたいと思ってね」 京介は老人の意図を測りかねた。 「なぜ俺なんです。ただのゲームセンターの店員です」 「ただの店員が、あの玲奈ちゃんを抱けるかね?」 京介は返答に詰まった。仙道は楽しそうに笑う。 「君は特別だ。彼女が心を許し、身体も委ねた男。そして何より、臆病じゃない」 仙道は封筒を差し出した。 「中には役員たちの不正の証拠が入っている。横領、背任、機密漏洩……これを公表すれば、彼らは終わりだ」 京介は封筒を受け取った。 「これをどうすれば」 「明日の臨時役員会で、彼らは玲奈ちゃんを解任しようとするだろう。そこで、君がこれを突きつけるんだ」 仙道は杖を突きながら立ち上がった。 「彼女を救えるのは君だけだ。選んでくれ。ただの店員に戻るか、それとも……」 京介は封筒を強く握った。玲奈の泣き顔、彼女の弱さ、そして 「私を女にして」 と懇願した姿が脳裏をよぎる。 「やります」 京介の瞳には、決意の光が宿っていた。 「あの人を守ります」 仙道は満足げに頷いた。 「いい目だ。期待しているよ、京介くん」

7章 / 全10

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