エラベノベル堂

触手、乙女を包む

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9章 / 全10

「んぅっ、んぐっ……!」 口を塞がれたユイは、喉の奥へ注がれる白濁液を飲み込まされ続けていた。熱く濃厚な液体が食道を伝い、胃の中へと溜まっていく。 「どう? 美味しいでしょ。純度百パーセントの魔力原液よ」 モモは恍惚とした表情で、ユイの顎を指で持ち上げた。 「あなたの体は、これを受け入れるために作られたの。素直に従いなさい」 太い触手が秘所の奥で脈打ち、さらに大量の精液を吐き出し始めた。 「あぁぁっ!!」 押し殺せない悲鳴が漏れる。子宮が満たされ、下腹がさらに膨らんでいく。だが、その瞬間だった。ユイは感じた。体内に蓄積された白濁液が、ただの汚濁ではないことに。熱く重い液体が、核となって輝き始めている。 「これは……魔力……?」 脳裏に閃光が走る。組織が魔法少女から魔力を搾取するシステム。ならば、その逆も可能なはずだ。 「私の体は、魔力を生み出す工場……ならば、取り込むこともできる!」 ユイは残った力を振り絞り、体内の精液に意識を向けた。子宮内で脈打つ白い液体を、自らの魔力として取り込んでいく。 「なっ……何をしてるの!?」 モモが驚愕の声を上げた。ユイの全身が、強烈な紫の光を放ち始めたからだ。 「私は……誰のものにもならない!」 肌の表面から光が溢れ、触手が苦悶の様子で退いていく。ユイの瞳が見開かれた。満身創痍のはずの体に、圧倒的な力が満ちていく。これは覚醒だ。だが、モモが予測したような堕落した覚醒ではない。 「モモ、あなたの計算は間違っていたわ」 ユイは口元の触手を引き抜き、荒い息の下で言い放った。 「私は魔力供給の家畜じゃない。精液を糧にする捕食者よ!」 膨れ上がった下腹が、光と共に元に戻っていく。すべての魔力が、ユイの核へと吸収されたのだ。 「まさか……全部取り込んだの!?」 モモが初めて動揺を見せた。ユイは口角を上げた。 「ありがとう、モモ。たっぷり魔力を提供してくれて」

9章 / 全10

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