エラベノベル堂

支配を超えた未来へ

18+ NSFW

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3章 / 全10

翌朝、蓮はアトリエで絶句していた。完成間近だったキャンバスが、何者かに切り裂かれている。 「くそっ、誰が……」 傷跡は鋭利な刃物で意図的に付けられたものだった。蓮はすぐさま、隣のスタジオへ向かった。 「茜、お前知らないか。俺の絵が破られたんだ」 茜は振り返り、眉をひそめる。 「はあ。私が知るわけないでしょ」 彼女の態度は素っ気なかったが、その瞳の奥に動揺が走ったのを蓮は見逃さなかった。 「椎名の仕業だろ。あいつならやりかねない」 「証拠もないのに勝手なこと言わないで」 茜は視線を逸らす。 「それに、あんたの絵なんてどうでもいい」 蓮は彼女の腕を掴んだ。 「お前、何か知ってるな。あいつから何をされた」 「何も。放して」 茜は振り払い、背を向ける。 「私の問題よ。あんたは関係ない」 蓮は唇を噛んだ。彼女の頑固さが、今はただ痛々しい。その夜、蓮は大学の近くのバーで一人、杯を重ねていた。ふと通りを見やると、見覚えのある車が停まっている。椎名の車だ。蓮は直感した。茜が呼び出されたのだ。車の窓が降り、中が見える。茜が座らされていた。椎名の手が彼女の太ももに触れている。 「やめてください」 茜の声が漏れ聞こえる。 「いい子にしてれば、すぐに終わるよ」 椎名の声は甘く、毒を含んでいた。 「君の体が欲しいだけだ。一度でいい」 蓮は拳を握りしめた。このままでは茜が犯される。彼は躊躇なく車に近づいた。

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