エラベノベル堂

白濁の代償に

18+ NSFW

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3章 / 全10

三丁目の交差点に到着した葵の目の前で、異形の影が膨れ上がっていた。ぬらりとした光沢を放つ白い身体から、数本の触手がうねりながら伸びている。 「ふぅん、こんなのが私の相手? 今日は楽勝ね」 葵は腰に手を当て、軽蔑するように鼻を鳴らした。内心の緊張を悟られないよう、わざとらしくドヤ顔を作る。 「白濁液を操る触手怪人・ヌルメリウスだ……貴様の純白の身体、私の液で汚してやろう」 怪人が低い声で唸ると、触手の先端が葵の方へと向けられた。 「汚してやるだって? 笑わせないでよ。このペイント、防御力があるんだから」 葵は挑発的に笑ってみせたが、その瞬間、触手の先から白い粘液が勢いよく噴出した。 「えっ、きゃあっ!」 避ける間もなく、粘液が右の太ももに直撃する。生温かい液体が肌にへばりつき、ヌルヌルとした感触が広がった。 「何これ、なんか熱い……」 太ももにへばりついた粘液を見下ろした葵は、息を呑んだ。白いペイントが粘液に触れた部分から、まるで溶けていくように消えている。 「うそ、溶けてる……!」 ペイントが溶け落ち、太ももの肌が露わになり始めていた。塗料で覆われていたはずの肌が、粘液によって剥き出しになっていく。 「いやっ、見ないで!」 慌てて太ももを隠そうとするが、手が触れた部分のペイントもまた、粘液で溶け始めていた。 「気づいたか? 私の白濁液は、あらゆる被覆物を溶かす力があるのだ」 ヌルメリウスが不気味に笑う。 「お前のその白い服……いや、塗料か。まもなく全て溶かし、ありのままの姿を暴いてやろう」 「そんな……これ以上はダメ!」 葵は後ずさりしながら、溶けかけた太ももを必死に守ろうとする。だが、視線は怪人の次の攻撃に向けられていた。觸手の先が再び彼女の方を向き、より多くの粘液を湛えて膨らみ始めている。 「逃げられると思うなよ」

3章 / 全10

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