エラベノベル堂

絵筆で未来を描き変える

18+ NSFW

小説ID: cmoe0rhtt00tq01pol63qgflo

5章 / 全10

タクミは覗き窓に張り付いたまま、動けなかった。圧倒的な技術の前で、彼の存在はあまりに無力だった。機械アームが再び動き出す。今度はより繊細に、より執拗に。細い触手がミサキの身体を這い、人間には不可能な角度で敏感な部位を刺激していく。 「ああっ、あぁ……だめ、もう……これ以上……」 ミサキの声は掠れ、快感に溺れていた。彼女の恥丘を蹂躙する機械の動きは、まるで生き物のように執拗だった。管の中を通る粘液が、照明を反射して淡く光る。タクミは拳を握りしめた。彼女が機械に犯されている。その現実が、彼の精神を少しずつ削り取っていく。 「ミサキ……」 幼馴染の名前を呼んでも、その声は届かない。ガラス一枚隔てた向こうで、彼女は快楽の海に沈んでいた。 「被験体のフェロモン濃度、臨界点に接近。さらに刺激を強めます」 研究員の声が遠く聞こえる。タクミは深く息を吸い込んだ。怒りに任せて飛び込めば、二人とも終わりだ。今必要なのは、冷徹な分析力だった。彼は部屋のレイアウトを観察した。機械アームの数、研究員の位置、モニターの配置。全てを記憶に刻む。 「ハァ……んっ、あぁぁ……おかしい、体が……熱い……」 ミサキが潤んだ瞳で虚空を見つめる。快感に理性が溶かされていく表情。タクミは胸が引き裂かれそうだった。だが、同時に彼の頭脳は冷徹に回転していた。 「非常口は……あそこか」 セキュリティパネルの型番を確認。警備員の交代時間を推測。 「くぅんっ! ああっ、何か……何か来るぅ!」 ミサキの背中が激しく反る。絶頂の波が彼女を襲っていた。タクミは歯を食いしばった。今は耐える時だ。脱出の機会を待つ。それだけが、彼にできる唯一のことだった。

5章 / 全10

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