エラベノベル堂

絵筆で未来を描き変える

18+ NSFW

小説ID: cmoe0rhtt00tq01pol63qgflo

7章 / 全10

タクミは制御室を出て、再び観察室へと戻った。ガラスの向こうでは、ミサキがまだ機械の餌食になっていた。 「あぁっ、あぁぁ……もう、無理……許して……」 彼女の声は快感に溺れ、抵抗する力を失っている。タクミは拳を握りしめた。自分が監視者候補だという事実が、胸の中で重く澱んでいた。 「俺は……最初から駒だったのか」 警察官採用試験の特別選考。ミサキとの再会。全てが仕組まれていた。彼は自嘲気味に笑った。だが、同時に気づいた。監視者候補ということは、それ相応の権限が与えられるはずだ。システムへのアクセス権限、施設の構造、人員配置。その知識全てが、今は武器になる。 「……利用してやる」 タクミは低く呟いた。敵のシステムに組み込まれた人間だけが、敵を内側から破壊できる。彼は深呼吸をし、観察室のドアを開けた。中にいた研究員が振り返る。 「君は……」 「監視者候補のタクミ・シラトリだ」 タクミは表情を凍らせたまま言った。 「被験体M-01の監視報告に来た」 研究員が目を丸くする。 「監視者候補の認証はまだ……」 「緊急時の臨時権限だ。規定第7条、被験体の状態異変時における監視者の介入権限」 タクミはでまかせを言った。だが、自信満々に言われた嘘は、組織では真実として通る。研究員が顔を見合わせ、端末を操作した。 「……確認しました。臨時権限、承認されています」 タクミは内心で安堵した。法規制の抜け穴知識が役に立った。彼はミサキを見つめた。機械アームが彼女の秘所を蹂躙し、粘液を搾り取っている。彼女の瞳は快楽で虚ろだった。 「ミサキ……」 彼女を救うには、この状況を利用するしかない。タクミは研究責任者の名前を呼んだ。 「博士、少し話がしたい」

7章 / 全10

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