エラベノベル堂

絵筆で未来を描き変える

18+ NSFW

小説ID: cmoe0rhtt00tq01pol63qgflo

8章 / 全10

研究責任者の男がゆっくりと振り返った。銀縁の眼鏡の奥に、冷徹な瞳が光っている。 「ほう……監視者候補がここまで乗り込んできたか。興味深い」 タクミは距離を取りながら、室内の状況を観察した。ガラスの向こうで、機械アームの動きがさらに激しくなっていた。 「あぁっ! ああぁっ! だめ、それ以上は……!」 ミサキの四肢を固定したまま、複数のプローブが同時に彼女の身体を責め立てる。胸の先端に吸い付くカップ、秘奥を掻き回す太い管、そして後ろの窄まりまで執拗に弄る細い触手。 「見ろ、これが最終抽出だ」 責任者がモニターを指さした。 「彼女の絶頂時に分泌されるフェロモンは、我々の支配を完成させる」 タクミは画面から目を逸らさず、口を開いた。 「企業法第十二条、被験体の人権保護規定。同意なき人体実験は禁じられている」 「彼女は都市の救済者だ。同意など必要ない」 「では、なぜ組織を通じた正式な手続きが行われなかった?」 タクミの言葉に、責任者の眉がピクリと動いた。 「プロトコルC-7、緊急時の隔離措置。だが、おたくの企業が作った伝染病を理由にした隔離だ。詐欺罪に問われる可能性がある」 「……法律に詳しいな」 「警察官なんでね。それに、監視者候補として教育を受けた」 タクミは一歩踏み出した。 「この施設の違法性、全て記録した。上層部の関与も含めて」 「脅しか? 交渉なら聞くが」 タクミは冷ややかに笑った。 「交渉? 違うな。これは宣告だ」

8章 / 全10

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