エラベノベル堂

君が選んだ戻れない場所

18+ NSFW

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2章 / 全10

朝、誠が仕事に出かけた後、舞子は一人アパートに残された。テレビをつけてみるものの、昼間のワイドショーは退屈だ。パソコンで何気なく検索窓に 「短時間 高収入」 と打ち込んだ。田舎から出てきた手前、誠くんの負担を減らしたい。そう思ったのだ。画面にいくつもの求人が表示される。 「モデル募集。日給三万円〜。未経験歓迎」 舞子の目が輝いた。これなら家事の合間にできて、誠くんを驚かせられるかもしれない。応募フォームに必要事項を入力すると、すぐに返信が届いた。 「本日十四時、面接可能です」 舞子は胸を高鳴らせながら支度を始めた。お気に入りのワンピースに着替え、軽く化粧を済ませる。鏡に映る自分の姿を確認し、大きく息を吸った。 「誠くんには内緒にしておこう。成功したら驚かせてあげるの」 指定された場所は、駅から少し離れた雑居ビルだった。エレベーターで四階に上がり、案内された部屋に入る。白い壁に明るい照明。一見すると普通のオフィスに見えた。 「藤村舞子さんですね。お待ちしておりました」 眼鏡をかけた男が笑顔で迎える。だが、その視線が舞子の体を舐めるように動いた瞬間、背筋に冷たいものが走った。 「ええ、あの……面接はどのように進めれば……」 「まずは簡単な撮影から始めましょう。そちらにお入りください」 示されたドアの向こうには、ソファが置かれた薄暗い空間が広がっていた。奥に二人の男が立っている。舞子は足を止めた。 「あの、これって……」 「安心してください。簡単なポートレートですから」 男の手が舞子の肩に触れた。その瞬間、逃げられないという直感が胸を貫いた。 「誠くん……」 舞子の唇から、か細い呟きが漏れた。スマホがバッグの底で震えるが、出すことさえ許されない。ドアが背後で静かに閉ざされた。

2章 / 全10

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