エラベノベル堂

君が選んだ戻れない場所

18+ NSFW

小説ID: cmoenaz5r03ro01poqy278wgy

5章 / 全10

薄暗い部屋で、グラスが舞子の唇に押し当てられた。琥珀色の液体が喉を焼きながら流れ込んでいく。 「飲め。特別製だ」 男が低く笑う。テキーラの匂いに混じって、何か甘苦しい香りが鼻を突いた。 「いや……飲みたくない……っ」 舞子は顔を背けたが、男の手が容赦なく顎を固定し、無理やり液体を注ぎ込む。咳き込みながら飲み下すしかなかった。数分後、体の芯から熱が湧き上がってくる。手足の力が抜け、思考がぼんやりと霞んでいく。 「なに……これ……」 視界が揺らぐ。秘所が疼き、汗が噴き出してきた。 「効いてきたみたいだな」 男が満足げに舞子の体を観察する。 「これでお前も素直になる」 舞子は頭を振って抵抗しようとしたが、体が言うことを聞かない。それどころか、男の指が肌を滑ると、甘い痺れが背筋を駆け上がった。 「あっ……んんっ……」 自分の声ではないみたいだ。恥ずかしい声が漏れる。 「ほら、もっと声を出せ」 男が胸の先端を摘むと、電流のような快感が脳天まで突き抜けた。 「いやぁっ、ダメ……っ!」 舞子の理性が溶かされていく。誠くん、助けて。心の中で叫ぶが、口からは嬌声しか出ない。一方、誠は非常階段を慎重に登っていた。三階の踊り場で足を止め、窓から内部を覗う。廊下には監視カメラが設置され、時折男が巡回している。 「厳重な警備だ……」 誠は息を潜め、カメラの死角を見極めながら進んだ。四階への扉は鍵がかかっていたが、隙間から先を見通すことができる。廊下の奥に重厚なドアが見えた。その前には男が一人立っている。 「あそこか……」 直感が告げていた。舞子はあの部屋の中にいる。誠は拳を握りしめた。無力な自分が歯痒い。だが、今は慎重に行動するしかない。チャンスを待つしかないのだ。部屋の中では、舞子の抵抗が快楽に蝕まれていた。

5章 / 全10

TOPへ