エラベノベル堂

魔法が消える夜

18+ NSFW

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9章 / 全10

夜道を歩く二人の背後から、不気味な気配が迫った。 「まだ……追ってくる」 ミキが振り返り、顔を蒼白にした。闇の中から複数の影が滲み出る。 「まさか、ボス以外にも残っていたのか」 チハヤが舌打ちする。もう武器はない。閃光弾もドローンも使い果たした。 「チハヤさん、下がって」 ミキが彼を庇うように前に立つ。 「お前、魔力を使い果たしたんじゃ……」 「少しだけ、残ってる。ここを切り抜けるくらいは」 彼女は杖を構えた。宝石はもう光を失いかけている。だが、その瞳には強い意志が宿っていた。 「プリズム・シールド」 光の膜が二人を包む。敵の攻撃が光壁に弾かれ、散った。 「ミキ、無理するな!」 「大丈夫……これが、最後だから」 彼女は微笑んだ。そして杖を振り、残りわずかな魔力を解放した。 「プリズム・フラッシュ!」 眩い光が夜を切り裂く。敵たちは悲鳴を上げ、闇へと退いていった。ミキはその場に膝をついた。 「ミキ!」 チハヤが彼女を抱き留める。身体は熱い。魔力を無理やり絞り出した代償だ。 「……ごめん、もう立てない」 「いいから、しっかりしろ。俺の部屋は近い」 彼は彼女を背負い、走った。——チハヤのアパートに着いたとき、夜明けが近かった。彼はミキをベッドに寝かせ、タオルで彼女の汗を拭いた。 「……チハヤさん」 ミキが彼の手を握った。 「ありがとう。私を助けてくれて」 「当たり前だろ」 彼女の瞳が潤む。 「私……もう、魔法じゃない。ただの女の子」 「わかってる」 「でも、嬉しい。あなたと出会えて」 極限の緊張が解け、昂った感情が溢れ出す。ミキはチハヤの首に腕を回した。 「……抱いて」 「えっ?」 「恐怖も、安堵も、全部消したいの。あなたの熱で」 チハヤは彼女の唇に自分のそれを重ねた。深く、貪るような口づけ。ミキが甘い声を漏らす。 「んっ……」 ジャケットが滑り落ち、露わになった肌が触れ合う。彼女の身体は火のように熱かった。 「チハヤさん……好き」 彼は彼女の胸を愛撫し、頂を口に含んだ。 「あっ……んんっ……!」 ミキが背中を反らせる。彼の手が太ももを滑り、秘所へと辿り着く。そこはすでに潤んでいた。 「……濡れてる」 「恥ずかしい……見ないで」 「見るよ。全部」 指が花唇を割り開き、最奥へと潜り込む。 「ひゃっ……!」 「ここ、感じるのか」 「んっ……あっ……そこ……」 彼は指を動かしながら、彼女の耳元で囁いた。 「ミキ、俺も……限界だ」 彼女は頷き、脚を開いた。 「きて……私の中に」 彼が腰を進める。互いの楔が結合し、一つになる。 「ああっ……!」 「きつい……でも、気持ちいい」 突き上げるたび、ミキの嬌声が部屋に響く。 「もっと……深く……お願い」 「ミキ……!」 激しく打ち付け合い、二人は同時に果てた。熱い飛沫が彼女の最奥を満たす。 「はあっ……はあっ……」 「……好きだ、ミキ」 「私も……ずっと、あなたと」 夜が明ける。魔法を失った少女と、彼女を救った男。二人の新たな物語が、ここから始まっていた。

9章 / 全10

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