モニターの中で、瑠美の体はもはや彼女のものではなかった。三人目の男が終わり、四人目が入れ替わる。精液が秘所から溢れ出し、シーツに染みを作っていく。 「ああっ……もっと……」 瑠美の唇から望んではいないはずの言葉が漏れる。虚ろな瞳は焦点を失い、快楽の淵に沈んでいた。男が腰を打ち付けると、彼女の背中が弓なりに反る。 「そうだ、いい反応だ。もっと欲しいだろう?」 男が耳元で囁くと、瑠美は無意識に頷いた。 「んんっ……お願い……」 颯汰は画面を凝視したまま、爪が手のひらに食い込むほど拳を握りしめていた。 「くそっ……」 絞り出した声は震えていた。博明がゆっくりと颯汰の隣に座り、画面を見つめた。 「美しいだろう? 人間が本能に従う姿は」 博明は満足げに頷いた。 「彼女はもう快楽なしでは生きられない。お前がどれだけ彼女を愛そうと、この事実は変わらない」 モニターの中で、男が最奥で弾け、再び精液が注ぎ込まれる。 「あああっ! 熱いっ……いいっ……!」 瑠美の体が痙攣し、恍惚とした表情で絶頂を迎える。男が抜けると、彼女は自ら脚を開き、次の男を誘うような仕草を見せた。 「見ろ。自分から求めている」 博明が笑う。颯汰は怒りで視界が赤くなるのを感じた。だが、その時、博明が画面に向かって独り言のように呟いた。 「安心しろ。システムのバックアップは俺の指紋認証で守られている。どんな証拠も俺以外には触れさせない」 颯汰の思考が一瞬で冷徹なモードへ切り替わった。指紋認証。つまり、博明本人の指紋があれば、システムにアクセスできる。颯汰は表情を変えず、その言葉を記憶に刻んだ。 「お前も仲間になれば、こんな快楽が手に入る」 博明が颯汰の肩を叩く。颯汰は唇を噛み締め、画面の中で嬲られ続ける瑠美を見つめた。今は耐える時だ。必ず、彼女を救い出す。そのための切り口を見つけたのだから。
仮面が剥がれる夜
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