エラベノベル堂

正解のない個人授業

18+ NSFW

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2章 / 全10

二回目の授業が始まって十分後、恵は深いため息をついた。浩二は教科書を開いたまま、スマホをいじっている。先週の予習問題は三問中一問しか解けていなかった。 「浩二くん、本当に受験する気あるの?」 「ありますよー。でも勉強つまんないし」 彼は気だるげにスマホを放り出し、ベッドに寝転がった。その視線は恵の胸元から太ももへと移動している。 「……困ったわね」 恵は腕を組み、考え込んだ。このままでは合格どころか基礎すら身につかない。何とか彼の集中力を引き出す方法はないか。ふと、前回の授業を思い出す。浩二は勉強には関心を示さなかったが、自分の体には熱心に視線を向けていた。テキストを見ている時より、ずっと真剣な目で。 「……もしかして」 ある仮説が浮かんだ。彼の興味を勉強に向けるには、まず彼が興味を持つものを利用するしかない。つまり、視覚的な報酬を用意するのだ。翌週、恵はいつもと違う服装で浩二の家を訪れた。白いキャミソールの上に、大きく胸元が開いたカーディガン。下は膝上十五センチのプリーツスカート。座れば太ももが大きく露出する。 「こ、今日は……その……」 浩二は驚いたように恵を見つめ、喉を鳴らした。 「浩二くん、今日から新しい授業法を試すわ」 恵はわざと胸を張りながら、彼の隣に座った。甘い香りが浩二の鼻をくすぐる。 「新しい授業法?」 「そう。正解したらご褒美があるの。頑張ってね」 彼女は小さくウィンクし、浩二の耳元に唇を寄せた。熱い息がかかる。 「さあ、最初の問題。これが解けたら……特別なもの見せてあげる」 浩二の顔が瞬時に赤く染まる。彼は慌ててテキストを引き寄せ、鉛筆を握った。 「や、やります! やりますよ先生!」 その目は真剣そのものだった。だが、恵はまだ気づいていない。この方法が、二人をどんな深みへと引き込んでいくのかを。彼女の秘めたる思いが、次第に形を変え始めていたことに。

2章 / 全10

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