エラベノベル堂

舞姫、盤上を制す

18+ NSFW

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5章 / 全10

九条との対面から三日後、華凛から電話があった。声は震えていた。 「今、部屋に行ってもいい?」 ——彼女らしくない切迫した響きに、真人はすぐに承諾した。三十分後、マンションのドアの前に華凛が立っていた。目は赤く、顔色は蒼白だ。 「酷い……酷すぎる……」 真人が部屋に招き入れると、華凛はその場に崩れ落ちた。 「九条さんが……お母様たちに、結婚の日程を押し付けたの。私の意見なんて関係ないって……来年には披露宴をするって、勝手に決めたの」 涙が彼女の頬を伝い落ちる。 「私の踊りも、私の人生も、何一つ私のものじゃない。全部、家のもの。九条さんのもの……!」 真人は彼女の肩を抱き、ソファに座らせた。 「落ち着け。俺がいる」 「でも……でもっ……!」 「華凛」 真人は彼女の顔を上げさせた。 「お前は一人じゃない。俺がいる。俺が守る」 華凛の瞳が揺れた。その瞳の奥に、蓄積された恐怖と孤独、そして縋りたいという切実な願いが見えた。 「真人さん……」 彼女が震える手で、真人の首に腕を回した。 「私を……私を忘れさせて。この夜だけでも、自分のものになれるのなら……」 唇が重なる。最初は触れるだけの口付けが、やがて貪り合うような深いものへと変わっていく。真人は彼女の服を脱がせ、白い肌に唇を這わせた。 「んっ……あぁっ……!」 華凛の吐息が甘く漏れる。胸の先端を舌で転がすと、彼女の背が弓なりに反った。真人の指が、熱く濡れた秘所へと滑り込む。 「あっ、そこ……んんっ……!」 「もう濡れてるな」 「だって……我慢できなかったの……ずっと、あなたに触れてほしかった」 真人は自身の猛りを彼女の秘唇に押し当て、ゆっくりと沈み込ませた。 「あぁぁっ……! んっ、あっ……!」 華凛が息を詰め、痛みと快楽が入り混じった声を漏らす。埋まりきった一瞬、二人は見つめ合った。 「動くぞ」 「ええ……お願い」 真人が腰を動かし始めると、華凛の嬌声が部屋に響いた。 「あっ、あぁっ! 真人さん、そこ、いいっ……! もっと、もっと深く……!」 彼女の足が真人の腰に絡みつき、互いの体が強く密着する。 「華凛……お前の中、熱いな」 「んんっ……あなたのが、私の中で暴れてる……すごい……あぁっ、ああっ! 」 激しさを増す動きに、華凛の声が高くなっていく。 「真人さん、真人さんっ……! 私、私っ……!」 「俺もだ……一緒に行こう」 「あぁぁぁっ——っ!」 二人が同時に果てた瞬間、熱い飛沫が彼女の最奥に注がれた。荒い息遣いの中、華凛が真人の胸に顔を埋める。 「……これで、本当の恋人になったのかしら」 「ああ。もう偽りじゃない」 真人は彼女の髪を撫でながら、窓の外の夜空を見上げた。盤上の駒は、もう戻れないところまで進んでいる。だが、後悔はなかった。彼女を守る——その一点だけが、今の真人には確かな真実だった。

5章 / 全10

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