エラベノベル堂

復讐の巫女

18+ NSFW

小説ID: cmojmv5k4014o01qgaazbbtfr

6章 / 全10

冷たい石床に放り投げられた瞬間、杏梨の身体は鈍い痛みを訴えた。独房には薄暗い松明の光がわずかに差し込むだけ。壁一面に敷き詰められた氷のような冷気が、汗と精液で汚れた肌を刺していく。 「くっ……ううっ……」 杏梨は自身の身体を抱きしめ、震えた。太腿には白濁した液体が乾いてこびりつき、秘所はまだ熱を持ったまま腫れている。政人と博樹に注ぎ込まれた精液の感覚が、身体の奥にこびりついて離れない。 「……許さない」 呟きは独房の冷たい空気に溶けた。だが、杏梨の瞳には炎が宿っていた。 「絶対に、許さない。私を道具扱いした代償は、必ず払わせる」 復讐の誓いが、凍りついた心を少しずつ溶かしていく。その時、独房の鉄格子が音もなく開いた。 「誰!?」 杏梨は身構えたが、現れたのは見知らぬ人物だった。灰色の髪に整った髭、上品な仕立てのローブを纏った老紳士。 「杏梨さん……やっと見つけた」 老紳士の声は震えていた。 「あなたは……?」 老紳士はフードを外し、杏梨の前に跪いた。 「忘れてしまったか。私だ、明だよ」 杏梨は息を呑んだ。明。かつて日本で付き合っていた、優しく誠実な恋人。だが、彼はもっと若かったはずだ。 「どうして……そんな姿に?」 「この世界に転移してから二十年が経過してしまった。あなたを探し続けたが、私は年を取ってしまった…」 明の目に涙が光る。 「転移の際、時間のズレが生じたんだ。私は二十年間、ずっと待っていた」 「明……本当に明なの?」 杏梨は震える手を伸ばし、彼の頬に触れた。馴染みのある優しい眼差しがそこにあった。 「遅くなってごめん。だが、今は時間がない」 明はバニースーツの背中にある隠しポケットを指差した。 「その衣装、ただのバニースーツじゃない。時空を超える機能が埋め込まれている」 「えっ……?」 「元々は私が開発していたものだ。あなたが借金を抱えた時、密かにあなたのスーツに仕込んでおいていた。だが、転移に巻き込まれてしまった」 杏梨は驚愕した。まさかこのバニースーツに、そんな秘密が隠されていたとは。 「使い方は教えられる。だが、リスクがある。この世界を変えれば、元の世界は消滅するかもしれない」 杏梨は迷わず頷いた。 「構わない。このまま生きていくより、死んだ方がマシよ」 明は決意を秘めた表情で頷いた。 「わかった。共に戦おう」 差し伸べられた手を、杏梨は強く握り返した。

6章 / 全10

TOPへ