エラベノベル堂

宿霊の凪

18+ NSFW

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3章 / 全10

翌朝、奏人はいつも通り仕事へと出かけた。 「今日も遅くなるから、先に寝てていいよ」 という言葉を残して出かけた。凪は笑顔で見送ったが、ドアが閉まった瞬間、家の中の空気が一変したのを感じた。 「いってらっしゃい……」 声が震える。静寂が、重苦しい沈黙へと変わる。キッチンで食器を洗っていると、洗面所から水音が聞こえた。誰もいないはずの空間から。 「……気のせい」 そう言い聞かせても、背筋を冷たいものが這い上がる。恐る恐る洗面所へ向かうと、洗濯機の上に置いてあったローションのボトルが倒れていた。蓋が開いていて、透明な粘液が床へと滴り落ちている。 「あ、こぼれちゃった……」 凪は膝をつき、床を拭こうとした。その時だった。ぬるりとした液体の中から、白濁した腕がぬっと伸びてきたのだ。 「えっ……?」 思考が追いつかない内に、その手が凪の足首をがしりと掴んだ。 「ひゃっ!?」 冷たい。氷水に浸したような冷たさが、足首から足へと広がる。見ると、ローションの池からもう一本、また別の腕が伸びてきている。 「い、いや……離して!」 「見つけたぞ……」 「待ってたのよ……」 複数の声が重なり合う。粘液の中から、にゅるりと男の幽霊が上半身を現した。禿げ上がった頭に、濁った目。 「妻に……妻に触れたい……」 彼はそう呟くと、凪のスカートへと手をかけた。 「やめて!誰か……!」 『落ち着け、凪。暴れるな』輝の声が脳内に響く。 「でも、こんな……!」 「彼らは実体化している。お前の体液を依り代に、な」 凪は戦慄した。ローションだけではない。自分のパンツから採取したものもあるというのか。 「屈服しろ。そうすれば、楽になる」 足首を掴む手が力を増し、床へと引きずり倒される。 「あぐっ……!」 背中を勢いよく打ち、視界が揺れる。スカートがめくり上げられ、太ももに冷たい指が這い回った。 「いい肌だ……温かい……」 「や、やめて……お願い……」 涙が滲む。しかし、体の奥で奇妙な熱が疼き始めていた。恐怖とは裏腹に、秘所が潤み始めているのを感じる。 「ああ、濡れてる……妻と同じ匂いがする……」 幽霊の指が、ショーツの上から秘所を撫でた。 「んっ……!」 「感じてるのか……いい子だ」 凪は首を振ったが、腰が勝手に揺れてしまう。理性と本能がせめぎ合う中、彼女は身を委ねるしかなかった。

3章 / 全10

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