「いや……やめて……お願い……」 凪はベッドの上で必死に抵抗しようとしたが、体は石膏のように固まり、指一本動かせない。輝の力が、彼女を完全に拘束していた。薄いブラウスが音もなく引き裂かれ、白い肌が露わになる。スポットライトを浴びたかのように、幽霊たちの視線が一点に集中した。 「ああ……なんて美しいんだ」 「妻と同じだ……あの頃を思い出す」 しわがれた声が重なり合う。凪は羞恥で顔を背けたが、冷たい手が顎を掴み、無理やり前を向かせた。 「見るんだ。お前の体を、彼らがどう欲しているかを」 スカートがゆっくりと引き下ろされる。太ももが空気に触れ、鳥肌が立った。 「っ……」 ショーツだけが残る。淡い色の布地が、秘められた場所をかろうじて覆っている。幽霊の一人が、どこからともなくローションのボトルを取り出した。透明な粘液が、凪の鎖骨の上にぽたりと落ちる。 「冷っ……!」 ぬるりとした液体が胸の谷間を滑り降り、脇腹へと広がっていく。別の幽霊が、その粘液を手で拭い、凪の太ももに塗りたくり始めた。 「なめらかだ……まるで絹のようだ」 冷たい指が、ローションを引きながら内腿を這い上がる。凪は震えた。恐怖であるはずなのに、肌がざわめき、体温が上昇していく。 「んっ……う……」 指先が、ショーツの布地の端に触れた。ローションで滑った指が、布の隙間から滑り込む。 「ひゃっ!」 冷たくぬめた指が、一番敏感な場所に触れた瞬間、電流が走ったような感覚に襲われた。 「ここだね……ここがいいんだね」 指が、秘められた入り口をなぞる。比喩的に言えば、訪れる者を拒む小さ花のつぼみが、冷たい露で濡らされているかのようだった。 「や……そんなところ……」 「温かい……生きている温かさが伝わってくる」 別の指も加わり、粘液と混じり合いながら秘所を撫で回す。 「んんっ……あ……」 声が漏れる。恐怖で震えているはずなのに、体が勝手に反応してしまう。腰が小さく揺れ、無意識に指を迎え入れるように太ももが開かれていた。 「いい子だ……受け入れているじゃないか」 凪は涙を滲ませた。これは嫌悪ではない。理解できない快感に、彼女の心が悲鳴を上げていた。 「いや……私は……こんなの……」 「言葉と体が矛盾しているぞ」 指が、濡れた入り口をゆっくりと押し広げた。 「ああっ!」 凪は背中を反らせた。冷たい感覚が体内へと侵入し、彼女の全てを支配していくような錯覚に陥る。 「お前は特別だ。霊を宿せる体……彼らの未練を受け止められる唯一の存在」 凪は天井を見上げた。日常が壊れていく音が、どこか遠くで聞こえた気がした。
宿霊の凪
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