唇を重ねたまま、シンイチの手が桐乃の濡れた服を丁寧に脱がせていく。雨の冷気とは対照的に、彼の指先は温かかった。 「いいのかい」 シンイチの低い声が耳元で囁かれる。桐乃は無言で頷いた。毛布の上に横たわる彼女の体を、穏やかな眼差しが包み込む。 「綺麗だ」 その言葉が、心の奥底まで染み渡る。シンイチの唇が首筋を滑り、鎖骨の窪みに吸い付く。無骨な手が脇腹を辿り、ゆっくりと太ももの内側へと移動した。 「んっ……」 予期せぬ快感に、桐乃の体が小さく跳ねる。 「力を抜いて。大丈夫だ」 安心させるような声と共に、彼の指が濡れた秘所へと触れた。すでに蜜を溢れさせているその場所を、優しく愛撫される。 「あ、あぁ……」 甘い声が漏れる。シンイチは時間をかけて彼女を開花させていった。指で花唇を押し広げ、溢れる蜜を丁寧に塗り込む。やがて、彼自身の熱く猛った楔が、桐乃の入り口に押し当てられた。 「痛いかもしれない。でも、耐えてくれるかい」 「はい……シンイチさんのお願いします」 覚悟を決めた桐乃の返答に、シンイチは一気に腰を進めた。 「いっ、あぁっ!」 「大丈夫かい」 「……大丈夫、です」 処女を失う痛みが走る。だが、それ以上に愛する人と一つになる歓びが勝っていた。シンイチは動きを止め、彼女の痛みが引くのを待つ。やがて桐乃が頷くと、彼はゆっくりと腰を揺らし始めた。最初は浅く、徐々に深く。熟練した動きで、彼は桐乃の敏感な場所を的確に突き上げていく。 「あっ、あぁん、そこ……っ!」 「感じるかい」 「はい、なんか、変になりそうです」 快感の波が次第に高まっていく。シンイチの腰使いに翻弄され、桐乃は何度も絶頂を迎えた。狭いテントに、水音と二人の吐息が響き渡る。獣のような情熱と、慈しむような優しさが入り混じった交わり。最後にシンイチが深く突き入れ、熱々の精液を注ぎ込んだ時、桐乃は女としての悦びに完全に目覚めていた。
慈善の悦び
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