エラベノベル堂

真面目な委員長の放送事故

18+ NSFW

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7章 / 全10

「……嘘だろ」 隼太は青ざめた顔でマイクを見つめた。赤いランプが、まだ点灯している。 「まさか、さっきの……」 「全部聞こえてたよ」 葵奈が呆然と呟いた。 「委員長の……愛してる、って……」 隼太は血の気が引くのを感じた。全校生徒に。自分の愛の告白を。聞かれてしまった。震える手でマイクのスイッチを探った。カチリ。ランプが消えた。これで放送は終わったはずだ。だが、隼太の中で何かが弾けた。抑え込んでいた感情が、理性の堤防を越えて溢れ出す。 「……葵奈」 隼太は振り返り、彼女を真っ直ぐに見つめた。 「ごめん。でも、もう隠せない」 葵奈の瞳が揺れている。 「委員長……」 「お前のことが、本当はずっと見てた。無防備な笑顔も、わざとらしく身体を寄せてくるところも、全部。俺を試してたんだろ」 葵奈が唇を噛み、視線を逸らした。 「……バレてたの」 「わかるに決まってるだろ。お前のそういうところ、全部」 隼太は一歩近づいた。 「お前を抱きたい。何回も、何回も、そう思ってた」 葵奈が息を呑む。その頬が、赤く染まっていく。 「……委員長、それ、マイク」 「あ? 」 隼太が視線を落とすと、マイクのランプは消えていた。はずだった。だが、機材の別のランプが点滅している。『放送中』 「……っ!」 隼太は絶句した。まさか、まだ。自分の欲望を、全校生徒に聞かれてしまった。だが、その瞬間、葵奈が笑い出した。 「あはは……委員長、本当にバカだね」 彼女の笑い声は、どこか安堵に満ちていた。 「でも、よかった。私も、委員長のこと……ずっと、好きだったから」 葵奈が隼太の胸に飛び込んでくる。柔らかな身体が、隼太の腕の中に収まった。 「……葵奈」 「私も、委員長に触りたかった。委員長の全部、欲しかった」 甘い吐息が、隼太の耳元をくすぐる。もう、引き返せなかった。

7章 / 全10

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