エラベノベル堂

マイクが拾った恋

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6章 / 全10

最終回放送を目前に控えた放送室。真帆は手汗を拭いながら深呼吸を繰り返していた。 「落ち着かないと……」 窓の外では生徒たちがざわめいているのが見える。今日でこの番組も最後。緊張と寂しさが混ざり合い、胸が痛い。 「何ビビってんの」 湊がマイクの準備をしながら声をかけた。 「び、ビビってない!」 「手、震えてるけど」 「震えてない!」 湊がため息をつき、真帆の前に水を置いた。 「飲め。喉乾くだろ」 その優しさに、真帆の心拍数が跳ね上がった。 「……ありがとう」 湊はそっぽを向いたまま、 「最後だし、適当にやるなよ」 と呟いた。いつもの毒舌なのに、どこか温かい。真帆は湊の横顔を見つめた。この人を、もっと近くで感じたい。赤いランプが点灯する。 「白灯花学園放送部、お昼の相談室、最終回です!」 真帆は努めて明るく言った。相談は次々と紹介され、二人の軽口は自然なリズムを刻む。そして最後の相談。 「放送部の真帆さんが好きです。匿名です」 真帆の息が止まった。放送室が静まり返る。湊の投稿? 彼が、私を? 湊は動じない。 「……へえ。誰だろな」 「湊……?」 真帆は湊を見つめた。湊は視線を合わせないまま、 「ま、答えてやれよ」 と言った。最初は冷静に答えてはいたものの、徐々にしどろもどろに。最後は何を言っているのかわからないくらいのひどい内容だったが放送は何とか終わった。赤いランプが消え、二人だけの空間が残る。真帆は震える声で言った。 「あの相談……湊が書いたの?」 湊は沈黙した。その沈黙が、肯定に見えた。 「私も……湊が、好き」 真帆は湊の胸元を掴んだ。 「えっ、お前……」 「言えなかった。ずっと」 湊の瞳が揺れる。 「真帆」 「湊、好き……!」 唇が重なった。荒い息づかいが放送室に響く。湊の手が真帆の腰を引き寄せ、机の上に押し倒した。 「後悔すんなよ」 「しない」 服が肌から滑り落ち、熱い肌が触れ合う。湊の指が真帆の最も敏感な場所を優しく愛撫し、真帆は甘い声を漏らした。 「あっ、湊……」 「感じるか」 「んっ……」 硬く熟れた猛りが、真帆の濡れた秘所に押し当てられる。 「入れるぞ」 ゆっくりと、確実に。張り詰めた楔が奥へと進み、二人は同時に息を飲んだ。 「っ……大きい……」 「動くぞ」 湊が腰を動かすたび、真帆の体が波打つ。 「あっ、あっ、湊、好き、好きっ……」 激しい突き上げに、真帆は湊の背中に爪を立てた。 「真帆、俺も……好きだ」 湊が深く貫き、真帆の最奥で熱く滾った欲望を解き放った。真帆は痙攣しながら、その温かさを受け止めた。二人は荒い息を整えながら抱き合った。 「……今日の放送どうだったろう?」 真帆が呟くと、湊が苦笑した。 「マイク、切ってたから」 「えっ」 「……途中からな」 真帆は湊の胸に顔を埋めた。心臓の音が聞こえる。湊の心臓も、早鐘を打っていた。

6章 / 全10

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