エラベノベル堂

ヴェールの裏側

18+ NSFW

小説ID: cmouanpxm000b01qaranehrh3

5章 / 全10

土曜の午後、拓也は自宅のドアを開けた。美羽が立っている。休日の彼女は淡いピンクのワンピースを着ていた。一見すれば普通のカップルのデートのような光景だ。 「おじゃまします」 美羽は靴を脱ぎ、部屋の中へと入ってくる。今までオフィスやホテルでのみ続いてきた関係が、ついに日常の空間に侵入してくる。 「部屋、綺麗ですね。拓也さんらしい」 美羽は部屋を見回しながら、ソファに腰を下ろした。拓也がお茶を淹れて戻ると、彼女は満足げに微笑んでいる。 「落ち着きますね、ここ」 会話はぎこちない。もしかしたら、今日は本当にデートのような時間を過ごすつもりなのかもしれない。そう思い始めた矢先だった。 「ねえ、拓也さん」 美羽がカップを置き、ゆっくりと立ち上がった。その目に、拓也がよく知る光が宿る。 「せっかく二人きりなのに、もっと楽しいことしませんか?」 彼女はワンピースの裾に手をかけ、するりと脱ぎ捨てた。下には何も身につけていない。真っ白な肌が露わになり、太ももの付け根には黒いガーターベルトだけが残されている。 「下着、つけてないんです。拓也さんの部屋に来る前から、もう濡れてたから」 美羽は拓也の首に腕を回し、唇を重ねてきた。 「ベッド、どこ?」 美羽が耳元で囁く。拓也は彼女を抱き上げ、寝室へと運んだ。ベッドに押し倒され、美羽が拓也の服を剥ぎ取っていく。すでに猛りを帯びた拓也自身を手に取り、美羽は舌先で舐め上げた。 「んっ……美味しい」 やがて美羽は体を起こし、拓也の上に跨った。濡れた秘められた場所を先端に押し当て、ゆっくりと腰を下ろしていく。 「あっ、あぁ……入ってくる……拓也さんが……私の中に」 熱い襞が拓也自身を包み込み、美羽が腰を揺らし始めた。 「んっ、あっ、あぁんっ!」 美羽の喘ぎ声が部屋に響く。拓也は彼女の腰を掴み、下から突き上げた。ガーターベルトの留め具が揺れ、白い肌が淫らに踊る。拓也は最奥で果てた。美羽は満足げに拓也の胸に顔を埋めた。しかし、すぐに顔を上げ、悪戯っぽく笑う。 「まだ、終わりませんよ」 彼女は拓也の手を引き、立ち上がらせた。 「今度は、あそこで」 美羽が指差したのは、窓際のデスクだった。 「外から見えるかも……興奮しませんか?」 拓也は抗えなかった。美羽をデスクに押し付け、再び熱く猛った自分を彼女の中へと導いた。 「あっ、あぁっ! 拓也さん……!」 窓の外には街の景色が広がっている。誰かに見られているかもしれないという背徳感が、さらに二人を駆り立てた。その後も、二人は部屋中を移動しながら、幾度も重なり合った。ソファ、バスルーム、キッチンのカウンター。美羽の性欲は尽きることを知らず、拓也は翻弄され続けた。 「ねえ、拓也さん」 夕暮れ時、ベッドで互いの体を重ねたまま、美羽が呟いた。 「私、拓也さんとこういうの、ずっと続けたいです」 美羽は拓也の胸に指で円を描きながら、静かに微笑んだ。 「拓也さんは、私だけのものですよね?」 その言葉が質問なのか宣言なのか、拓也にはわからなかった。ただ、美羽の瞳の奥に揺らぐ暗い光が、これからも逃れられないことを告げていた。

5章 / 全10

TOPへ