夕方の業務時間、拓也は美羽からスマホにメッセージを受け取った。『非常階段、五階の踊り場で待ってます』とだけ表示されている。拓也は周囲を確認し、誰にも見られていないことを確かめると非常口のドアを押し開けた。冷たい空気が流れ込み、コンクリートの階段が続いている。五階まで駆け上がると、美羽が手すりに寄りかかって待っていた。 「遅いです、拓也さん」 彼女は不満げに唇を尖らせるが、その目は艶めいた光を宿している。 「部長、まだオフィスにいますよ。バレたら大変ですよね」 美羽がわざとらしく声を潜める。非常階段は壁に囲まれ、上からも下からも見えない死角になっていた。 しかし、誰かがドアを開ければ一発で見つかる。 「ここで、しましょう」 美羽がスカートの裾を捲り上げた。黒いガーターベルトが白い太ももを締め付け、その奥の秘められた場所はすでに潤んでいる。 「私、拓也さんに追いかけられて、ずっと濡れてたんです」 拓也は彼女を壁に押し付け、猛り立った自分を熱い入り口へと押し当てた。 「入るぞ」 「……はい、お願いします」 先端が襞を押し広げ、奥へと沈み込んでいく。 「あっ、あぁ……! 拓也さん……!」 美羽が拓也の首に腕を回し、自ら腰を激しく揺らし始めた。 「んっ、あっ、あぁんっ!」 彼女は拓也を支配するかのように、深く、激しく体を打ち付けてくる。拓也は壁に手をつき、必死に耐えた。 「美羽、そんなに動いたら……」 「いいんです。私、拓也さんの中でイキたい……もっと深く」 美羽の足が拓也の腰を絡め取り、さらに強く引き寄せる。 「あっ、あぁっ! そこ、いい……!」 その時、下の階からドアが開く音が響いた。足音が近づいてくる。 「っ!」 拓也は動きを止めたが、美羽は腰を動かし続けた。 「美羽、誰か……」 「気にしないで……私、イキたい……」 美羽は拓也の耳を噛み、囁いた。 「バレるかもって考えたら、もっと気持ちいいですよね」 足音は三階あたりで止まり、また遠ざかっていった。拓也は安堵すると同時に、恐怖と快楽が混ざり合った感覚に襲われた。 「美羽……俺も、もう……」 「一緒に、イキましょう」 拓也は最奥で爆発した。熱い精液が美羽の内を満たし、彼女は満足げに拓也の肩に顔を埋めた。 「……次は、もっと高いところでしましょうね」
ヴェールの裏側
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