エラベノベル堂

彼女に喰われる

18+ NSFW

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5章 / 全10

樹の指が葵咲の首筋をゆっくりと滑り降りる。ハンカチを通して伝わる熱と、彼女の柔らかな肌の感触。最初は汗を拭うための動作だったはずだ。だが、いつの間にかその目的は曖昧になっていた。 「んっ……そこ、くすぐったい」 葵咲が小さく身をよじる。だが、拒絶の言葉は続かない。彼女の呼吸は浅く、熱に浮かされたような瞳が潤んでいる。 「ごめん……でも、気持ちいいかも」 その言葉が樹の理性をさらに揺さぶった。彼の手が自然と鎖骨の窪みへと降りていく。改造制服の緩んだ襟元から覗く白い肌が、汗で艶やかに光っていた。 「樹……変なところ、触ってる」 彼女が抗議しようとするが、その声は甘く、力がない。 「ごめん、汗拭かなきゃいけないから」 言い訳だとわかっていた。だと言うのに、指は止まらない。樹の掌が彼女の肩から鎖骨、そして胸元のふくらみの境界線へと近づいていく。 「あっ……」 葵咲が小さな声を上げ、彼の腕を掴んだ。だが、それを振り払う力は残っていなかった。 「だめ……そこは……」 樹の手は止まったが、それ以上離れようとはしなかった。熱い掌が、薄い布越しに彼女の心臓の鼓動を感じ取る。 「……暑い」 葵咲がポツリと漏らした。 「え?」 制服の裾を彼女自身が緩めたのだ。 「スカートの中、蒸れて……気持ち悪いの」 その言葉が合図だった。樹の手は滑り落ち、彼女の膝の上へと降り立つ。タイトな黒のスカートの生地越しに、太腿の柔らかな曲線が感じ取れた。 「触っても……いい?」 問いかけながら、すでに指は動いていた。布の下へと滑り込み、直接肌に触れる。熱と湿り気を帯びた太腿の感触が、指先から全身へと電流のように走った。 「んんっ……!」 葵咲が背筋をのけぞらせ、甘い吐息を漏らした。 「樹……何してるの……」 彼女の抗議は、すでに説得力を失っていた。アレルギーによる酸欠状態と、身体的な高揚感。それらが彼女の判断力を鈍らせていた。樹の指が太腿の内側をゆっくりと撫で上げる。柔らかな肌が、指の動きに合わせて小さく震えた。 「あっ……あぁ……」 艶めいた声が漏れる。葵咲の手が彼の手首を掴んだ。だが、それを引き剥がそうとする力はなく、むしろ縋るように握りしめられていた。 「だめ……こんなの……変になる」 彼女の抵抗は言葉だけだった。身体は樹の愛撫を求め、熱く疼いていた。

5章 / 全10

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