エラベノベル堂

聖夜の訪問者

18+ NSFW

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3章 / 全10

「あなた、誰?」 と問いかけてきた女性――咲花は、寒さで白くなる息を吐きながら、裕太をじっと見上げていた。サンタ衣装の胸元からは柔らかな膨らみが覗き、短いスカートから伸びる脚は寒さでわずかに震えている。 「いや、俺はこの部屋に住んでる裕太だけど……君こそ、誰?」 「咲花。……咲花って呼んで」 彼女は名前を告げると、視線を裕太の背後の部屋へと向けた。 「ねえ、彼は? この部屋に住んでた彼氏、どこに行ったの?」 「彼氏?」 裕太は眉をひそめた。前の住人のことだろうか。 「あー……ごめん、俺、半年前にここに引っ越してきたんだ。前の住人さんは、転勤だかで引っ越されたって聞いたけど」 「え……?」 咲花の瞳が大きく見開かれた。街灯に照らされたその瞳が、瞬時に潤んでいく。 「うそ……引っ越したの? 翔太が……?」 「翔太さん、ってのが彼氏?」 「うん……そう。ずっと連絡が取れなくて……サプライズで会いに来たのに……」 彼女の声が震い、白い肌を涙が伝い始めた。 「どうして……どうして教えてくれなかったの……」 咲花はスマホを取り出し、震える指で画面をタップした。 「電話する……絶対、説明してもらう」 「あの、ちょっと待って――」 裕太が止める間もなく、彼女は電話を耳に当てた。寒風が吹き抜ける中、呼び出し音が静かに響く。咲花は祈るように携帯を握りしめ、その場に立ち尽くしていた。

3章 / 全10

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