エラベノベル堂

幼馴染の見栄恋

18+ NSFW

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2章 / 全10

「でさ、彼氏ってばゲーム下手なんだけど、そういうところが可愛いんだよね」 凛はわざとらしく瞳を潤ませ、ため息をついた。 「優しいし、背も高いし……あと、エッチも上手いし」 「飲み物噴いたわ」 颯真はドリンクを取り落としそうになり、呛せた。 「いきなり何言ってんだよ」 「えっと、そういう話でしょ?付き合ってればそういうことだってあるし」 凛の頬が赤く染まる。だが口だけは止まらない。 「初めてだったのに、気持ちよくて……何回もイッちゃった」 「お前、処女だろ」 「違うもん!彼氏と何回もしてるし」 颯真の胸の奥で、ドロリとした黒い感情が煮えくり返る。凛が他の男に触られている想像。耐え難い不快感。 「ふうん。じゃあ俺の彼女の方がすごいかもな」 「は?」 凛の顔から余裕が消えた。 「俺の彼女、エッチの相性めちゃくちゃいいし。声可愛いし、体もすごいし」 「……どんな体?」 「えっ」 颯真は言葉に詰まった。具体的に説明しようとして、自分が処女であることを思い出す。だが引き下がるわけにはいかない。 「ほら、こう……胸とかでかいし」 「サイズは?」 「……Eくらい」 「嘘でしょ!そんなのファンタジーだよ」 凛は笑い飛ばそうとしたが、声が震えていた。颯真の彼女。知らない女。凛の胸が締め付けられるように痛んだ。 「で、その彼女って、どこまでしてるの?」 凛は震える声で問い詰める。 「全部に決まってんだろ。口とかもさせたし、いろいろ場所も変えて」 「うわ、汚い」 凛は顔をしかめたが、耳まで赤くなっていた。 「彼氏も……アソコ舐めてくれるし」 「はあ!?」 颯真は鼻の奥でつんとした痛みを感じた。口の中に広がる鉄の味。 「……お前、本当に彼氏いるのかよ」 「いるもん。来週も会うし」 「じゃあ俺も来週、彼女とホテル行くし」 「行けばいいよ」 「行くよ」 二人はにらみ合った。夕陽が温かく差し込む部屋の中。どちらからともなく視線を逸らした。心臓の音がうるさい。嘘だと、わかっているはずなのに。認めたくない感情が、胸の奥で暴れ続けていた。

2章 / 全10

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