エラベノベル堂

幼馴染の見栄恋

18+ NSFW

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主×従カンケイ(単話)

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3章 / 全10

「彼氏ってさ、どこが一番気持ちいいとか言ってくるの?」 颯真はわざと興味なさそうに聞いた。コントローラーを握り直し、画面上のキャラクターを動かす。 「えっ……それは」 凛は言葉に詰まった。ゲームの画面を見つめたまま、視線を逸らす。 「ほら、耳とか。耳の裏、舐められるとすごいって聞くし」 「聞くし?彼氏にされたことないんじゃないの」 「あるもん!何回も」 嘘だ。凛の耳は、髪で隠れている部分まで赤くなっていた。 「じゃあ俺の彼女の方がリアクションいいけどな」 颯真は画面を見たまま言った。 「首筋、噛むとすごい声出るし」 「……首筋?」 「あと鎖骨のあたり。そこって敏感なんだって」 「知ってるもん!彼氏に何回もキスされて、痕つけられたし」 颯真の手が止まりかけた。凛の首筋に、そんな痕はない。白く滑らかな肌が、そのまま見えている。 「嘘つけ。今日、着替えただろ。痕とかないし」 「……消えただけ」 「消えるわけないだろ」 凛は唇を噛んだ。ゲームの画面では、キャラクターが敵にやられ始めている。 「じゃあ颯真の彼女は何?鎖骨以外にどこが好きなの」 「えっ」 颯真はコントローラーのボタンを押し間違えた。 「……腰、とか」 「腰?」 「そう。腰のくぼみ。そこ撫でられると、すごいって」 「くぼみってどこ」 「ほら、こう……腰の、あたり」 颯真は自分の腰を手で示そうとして、途中で止めた。説明できない。 「知識ないのに適当なこと言ってる」 「お前こそ!彼氏のテクとか言ってたけど、結局何もわかってないだろ」 「わかるもん!エッチなこと、いっぱい知ってるし」 「じゃあ言ってみろよ。何が気持ちいいのか」 凛は画面から目を離し、颯真の方を向いた。夕陽が、二人の顔を赤く染めている。 「……内太もも、とか」 「内太もも」 「触られるとすごいって。敏感な神経がいっぱいあるって、雑誌で読んだ」 「雑誌で読んだ」 「……読んだだけだけど」 「やっぱり経験ないんじゃん」 「颯真こそ!彼女のどこ触ったのよ」 颯真はコントローラーを膝の上に置いた。ゲームはもう、どちらのキャラクターも動いていない。 「胸、とか」 「……触ったの」 「触った」 「どうだった」 「……柔らかかった」 「……」 凛はごくりと唾を飲み込んだ。颯真の目が、自分を見ている気がした。 「彼氏も、胸触ってきたし」 「……で」 「恥ずかしかったけど、気持ちよかったって言った」 「言った」 「……言った」 二人の間に沈黙が落ちた。夕陽が窓枠の下に沈み、部屋が薄暗くなり始める。コントローラーのLEDだけが、青白く光っていた。 「颯真」 「何」 「……なんか、空気変じゃない」 颯真は何も答えなかった。ただ、凛の潤んだ瞳を見つめていた。

3章 / 全10

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