エラベノベル堂

幼馴染の見栄恋

18+ NSFW

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5章 / 全10

「練習……ってことにしとく?」 凛が震える声で言った。 「何が?」 颯真の腕はまだ凛の腰に回ったままだ。 「キス。彼氏とか彼女とか、そういうのの練習」 颯真は一瞬目を細め、それからゆっくりと頷いた。 「……練習なら、いいだろ」 顔が近づく。凛は自然と目を閉じた。触れるだけの、軽いキス。唇が触れ合った瞬間、電気が走ったような感覚が背筋を駆け上がる。離れようとした颯真の唇を、凛が追いかけてしまった。 「っ……」 再び触れ合う。今度は角度を変えて、もう一度、もう一度。触れるだけのはずが、いつの間にか互いに唇を押し付け合っていた。颯真の舌先が、凛の下唇をそっと舐める。 「……んっ」 凛の口から、小さな吐息が漏れた。その隙間から、颯真の舌が滑り込んでくる。どうすればいいかわからない。でも、本能が教えてくれた。凛も躊躇いながら舌を動かし、颯真の舌に絡める。唾液が混ざり合う音が、静かな部屋に濡れた音を響かせた。 「ん、ぅ……っ」 息が苦しい。でも離れたくない。颯真の手が、凛の背中を強く引き寄せる。凛の手が、颯真のシャツの裾をきつく握りしめた。颯真の手が動いた。背中から脇腹へ、そして緩んだブラウスの裾から下へ滑り込む。直接触れる肌の温かさ。凛はビクリと体を震わせたが、拒まなかった。凛の手も動いた。颯真のシャツのボタンに指をかけ、震える指先で外していく。 「……っ、凛」 名前を呼ばれて、凛の胸が熱くなった。颯真の手が、ブラウスの上から凛の胸の膨らみをなぞる。 「……ここ、触ったことあるって言ってたよな」 「……あるもん」 「嘘つき」 颯真の唇が、今度は耳元へ降りた。 「本当に嘘なら、こんなに震えない」 凛は何も答えられなかった。ただ、颯真の首に腕を回し、さらに強く体を引き寄せることしかできなかった。二人の嘘が、少しずつ剥がれ落ちていく。

5章 / 全10

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