エラベノベル堂

地下のトモダチ

18+ NSFW

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9章 / 全10

大広間に立ち込める緊張に、花梨の心臓が早鐘を打つ。兵士たちが剣を構え、触手生物に向かってじりじりと間合いを詰めていた。 「かかれ!」 家臣の号令と共に、鋭い刃が青い影を切り裂こうと振り下ろされる。しかし、生物は俊敏に身を翻し、鞭のようにしなる触手で兵士たちの武器を叩き落とした。 「うわっ!」 兵士たちは次々と床に転がり、うめき声を上げる。生物は圧倒的な力で彼らを弾き飛ばし、花梨の前に仁王立ちになった。 「ひっ……化け物だ……」 家臣の一人が腰を抜かし、後ずさりする。その恐怖に歪んだ顔を見て、花梨は奇妙な満足感を覚えた。今まで自分を商品のように扱ってきた者たちが、初めて畏怖の対象を前に無力になる様子だった。騒ぎを聞きつけた両親や使用人たちが、広間の入り口から震える身体で光景を覗いていた。 「あれは……何なのだ……」 父親の顔色は蒼白になっている。母親は口元を手で覆い、言葉を失っていた。生物は花梨にだけは、甘えるような瞳を向ける。 「あなた……私を守ってくれたのね」 花梨が震える手で触手に触れると、生物は嬉しそうにその指に絡みついた。ぬめる感触が肌を滑り、熱が身体の奥へと広がっていく。 「んっ……」 触手は器用に寝衣の裾から滑り込み、太ももの内側をなぞり始めた。 「ここで……そんなこと……」 周囲の視線があるにもかかわらず、花梨の身体は熱く火照った。太い触手がすでに潤い始めた秘所へと達し、ゆっくりと侵入を始める。 「ああっ……!」 甘い嬌声が漏れ、花梨はシーツはないかのように空中で身をよじった。触手は激しくピストン運動を繰り返し、彼女を翻弄する。 「んんっ……もっと……もっと奥へ……」 体内に注がれる精液の熱が、花梨の決意を固くした。この生物となら、どこへでも行ける。 「行きましょう……一緒に」 花梨は生物の背に跨がった。触手は優しく彼女の身体を支え、暖かく包み込む。 「さようなら……私の家」 花梨は一度だけ振り返り、恐怖に凍りつく両親と使用人たちを見渡した。もう、この場所には未練はない。生物はゆっくりと動き出し、屋敷の玄関から夜の闇へと消えていった。

9章 / 全10

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