ピストン運動が始まった。ゆっくりとした動きから、徐々に速度を増していく。 「んっ……ぁっ……んんっ……」 千秋は唇を噛みしめ、漏れ出る声を必死に抑えた。隣で寝ている友人たちに聞かれたら大変だ。でも、男の動きは容赦なかった。熱い楔が内部の壁を擦り上げるたび、鋭い快感が背筋を走る。 「っ……はぁ……んっ……」 耳元で聞こえる荒い息遣い。背中に押し付けられた体温。男の腰が打ち付けられるたび、布団が小さく擦れる音がした。千秋は無意識に腰を合わせていた。身体が勝手に動く。快楽に溺れる。 「……んっ、そこ……いい……」 小さく呟くと、男が反応するように角度を変えた。擦り上げられる場所が変わる。 「あっ……! んんっ……!」 鋭い刺激が脳天を突き抜ける。千秋は目を固く閉じ、感覚に身を委ねた。颯人はこんなに上手かったかしら……? ぼんやりとした思考がよぎる。いつもは優しく、どちらかと言えば淡白な彼。でも今夜は積極的で、千秋の敏感な場所を正確に攻めてくる。ピストン運動が激しさを増す。肉と肉がぶつかる音が、布団の中で湿った音を立て始めた。 「んっ、んっ、ぁっ……!」 千秋は口元を手で覆い、声を殺した。隣で柚心が寝ているはず。その向こうには結斗。ふと、千秋は薄目を開けた。暗闇に慣れた視界が、隣の布団を捉える。……あれ?柚心の寝息が聞こえる。そのふくらみが規則正しく上下している。でも、その隣に見えるはずの影がない。結斗……いない?千秋の心臓が大きく跳ねた。同時に、背後の男が低く呻く。 「……んっ、柚心……」 その声。千秋の全身から血が引いたような感覚。結斗。隣のカップルの、柚心の彼氏。背後にいるのは、颯人ではない。 「……っ!」 千秋は息を止めた。驚愕で思考が白くなる。でも、男は——結斗は——気づかずに腰を振り続けていた。熱棒が内部を突き上げる。 「ぁっ……んんっ……!」 快楽が理性を侵食する。千秋は混乱した。違う。これはいけないことだ。柚心の彼氏と、こんな……でも、身体は抗えなかった。結斗のテクニックは、千秋が今まで味わったことのないものだった。的確な角度から敏感な場所を攻め、波のように押し寄せる快楽を与える。 「んっ……ぁぁっ……そこ、駄目……っ」 言葉とは裏腹に、腰が勝手に揺れる。背徳感と罪悪感が、さらに興奮を煽った。
湯上がり勘違い夜話
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