エラベノベル堂

湯上がり勘違い夜話

18+ NSFW

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第6章 / 全10章

相手が結斗だと理解した瞬間、千秋の全身が強張った。心臓が早鐘を打ち、喉が張り付いたようになる。違う。颯人じゃない。柚心の彼氏。親友の彼氏。どうしてこんな……混乱した思考が頭の中を駆け巡る。 「んっ……柚心……気持ちいいか……?」 結斗が寝ぼけた声で囁く。彼は千秋を柚心だと勘違いしているのだ。暗闇の中、アルコールで感覚が鈍っているからだろうか。拒否しなければ。今すぐ声を上げて、これは間違いだと伝えなければ。でも、できなかった。今の体勢で騒ぎになれば、柚心も颯人も目を覚ましてしまう。全員に何が起きたかが知れる。親友の彼氏と、寝ている間に……そんな事実が露呈するのが恐ろしかった。それに、身体が言うことを聞かない。結斗のピストン運動は、千秋の身体の深くを的確に突き上げ、抗えない快楽を与え続けていた。 「んっ……ぁっ……」 唇から漏れる甘い声。理性では拒絶したいのに、身体は結斗を受け入れ、腰を合わせてしまう。 「っ……駄目……こんなの……」 小さく呟くが、言葉は誰にも届かない。結斗は柚心の名前を呼びながら、愛おしむように千秋の耳を甘噛みした。 「柚心……好きだ……」 その言葉が胸を刺す。親友への愛の言葉が、今の自分に向けられているような錯覚。背徳感と罪悪感が混ざり合い、奇妙な興奮となって身体を駆け抜ける。 「あっ、んんっ……そこ……っ」 敏感な場所を擦り上げられ、千秋は無意識に背中を反らせた。結斗のテクニックはすごかった。颯人とは違う、より深く、より的確に千秋の身体を知り尽くしているような動き。快楽の波が次々と押し寄せ、思考を溶かしていく。私は柚心じゃない。心の中で何度も繰り返す。でも、今この瞬間だけは、その勘違いされた相手に身体を委ねていた。 「んっ、ぁぁっ……っ!」 ピストン運動が速くなる。肉壁が熱い楔を締め付け、千秋の身体が限界に近づいていた。 「柚心……いっていいぞ……」 結斗の低い声とともに、千秋は言葉を発せないまま、抗えない絶頂へと導かれた。

第6章 / 全10章

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