ショッピングモールを出た頃には、空は茜色から濃い藍色へと変わり始めていた。悠真は花音と並んで歩き、駅とは逆方向の帰り道を選んだ。人通りの少ない道を通り抜け、近くの公園へと向かう。心臓の鼓動が早い。モールでの数時間、花音は際どい衣装を次々と試着し、そのたびに悠真の理性を削り取っていった。 「ねえ、悠真くん。」 花音が足を止めた。公園の奥にある階段。街灯の光が薄く差し込み、周囲に人の気配はない。 「ここ、少し座らない?」 促されるまま、悠真は彼女と並んで座った。花音はボディスーツとショートパンツというあの過激な姿のままだ。薄手の生地が胸のふくらみを強調し、脚のラインが露わになっている。 「今日は……付き合ってくれてありがとう。」 花音が顔を上げ、悠真を見つめた。その瞳の奥に、静かな熱が揺れている。 「花音……」 悠真が名前を呼んだ瞬間、花音が体を寄せてきた。華奢な腕が悠真の首に絡み、柔らかな感触が胸に押し当てられる。 「悠真くん、私のこと……どう思ってる?」 彼女の顔が近づく。甘い香りが鼻腔をくすぐり、熱っぽい吐息が頬にかかる。悠真は答えられなかった。言葉が出ない。ただ、喉が渇き、体が熱くなるのを感じていた。その時、花音が唇を重ねてきた。柔らかく、温かい感触。悠真の理性が音を立てて崩れていく。彼女の華奢な肩を抱き、深く口づけを返す。舌が絡み合い、互いの吐息が混ざり合う。我慢の限界だった。 「んっ……」 花音が甘い声を漏らし、悠真の首に腕を強く絡める。悠真は彼女を芝生へと押し倒した。背中が地面に触れ、花音がわずかに身をよじる。悠真の手が、ボディスーツの上を這い、腰の曲線をなぞる。そして、ショートパンツの裾から指を滑り込ませ、生地の割れ目を探り当てた。 「あっ……悠真くん……」 花音が甘い悲鳴を上げ、体を弓なりに反らす。悠真の指が、薄い布地の下の熱気と湿り気を感じ取る。
ワンピースの向こう側
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