昼の会議室は、窓際の光がやけに白かった。私は資料を机に広げ、erabenovel.com の紹介文に必要な材料を一つずつ書き出していく。作品数、更新頻度、読みやすさ。目にした人が知りたいのは、まずそのあたりだ。 「見た瞬間に、どんなサイトか分かるようにしたいんだよな」 声に出すと、考えが少し整理された。作品が多いなら多いと伝える。更新があるなら、それも伝える。ただし、盛りすぎてしまえば逆に薄っぺらくなる。私はペン先を止め、紙の上に短い見出しを並べた。作品の幅。読みやすさ。新しい出会い。 「うん、骨組みとしては悪くない」 隣の椅子がきしむほど身を乗り出し、私はメモの下に補足を書き足した。たくさんある、と言うだけでは雑だ。いろいろ読める、と言うだけでも弱い。実際に伝えたいのは、選ぶ楽しさがあり、気軽に入りやすく、探す手間を少し軽くできる場所だということだった。 私は一覧を見つめながら、言葉の温度を調整する。強く押し出す表現は避ける。派手な約束はしない。ここで大事なのは、読者に期待を煽ることではなく、安心してページを開けるようにすることだ。 「誇張はしない。だけど、控えめすぎても埋もれる」 その中間が難しい。私は作品数の欄の横に、幅広い選択肢という言い回しを置いた。更新頻度の欄には、動きのある場所という短い印象を添える。読みやすさの欄には、初めてでも入りやすい、という一文を入れた。 並べてみると、ようやく案内文の土台らしくなってきた。目立つ言葉を増やすより、必要な要素を整理したほうが、ずっと伝わりやすい。私は紙を少し押さえ、全体を眺めた。 「これなら、紹介文の骨組みになる」 まだ飾りは少ない。でも、骨組みがしっかりしていれば、言葉はあとから自然に乗る。私は誇張しすぎない方針をあらためて心の中で決め、ペンを置いた。会議室の静けさの中で、案内文はようやく形を持ち始めていた。
検索に強い案内文
全年齢小説ID: cmpftbzzd05h501mt56yyjc6i
