エラベノベル堂

神様の告白

18+ NSFW

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3章 / 全10

「ちょっと休もうか」 隼太が提案すると、結衣は申し訳なさそうに眉を下げた。 「ごめんね、せっかくの祭りなのに」 「気にしないで。人混みもすごいし、ちょっと静かなところで休もう」 隼太は結衣の肩を支えるようにして、メインストリートから脇道へと歩を進めた。賑やかな喧騒が少しずつ遠ざかり、灯篭の明かりもまばらになる。細い石段を下りると、小さな古びた神社が見えた。 「ここなら静かだね」 結衣は安堵したように息を吐き、社の前の木のベンチに腰を下ろした。足を投げ出し、痛む右足首をそっとさする。 「大丈夫? ひどくなってない?」 「うん、ちょっと慣れないだけだから」 隼太は結衣の隣に座り、彼女の足元に視線を落とした。下駄の紐が少し緩んでいる。 「紐、緩んでるよ。直すね」 隼太は自然に手を伸ばし、結衣の足首に触れた。その瞬間、結衣の体がびくりと震えたのが分かった。 「あ、ごめん。くすぐったかった?」 「う、ううん。大丈夫」 結衣の声が少し上擦っている。隼太は紐を結び直しながら、結衣の細い足首が手のひらに触れる感触にドキドキしていた。浴衣の裾が少しずり上がり、白いふくらはぎが露わになっている。 「……ありがとう」 紐を結び終え、顔を上げると、結衣と目が合った。薄暗い境内で、月明かりが結衣の顔をぼんやりと照らしている。恥ずかしそうに頬を染め、潤んだ瞳が隼太を見つめていた。 「浴衣、ずれてる」 隼太は思わず手を伸ばし、結衣の胸元の襟を整えようとした。指先が鎖骨のあたりをかすめ、結衣の呼吸が止まったのが分かった。 「あ……」 結衣が小さく息を漏らす。隼太も指先の熱さに息を呑み、慌てて手を引っ込めた。 「ご、ごめん。勝手に」 「ううん……」 気まずい沈黙が流れる。しかし、二人の距離は縮まったままだった。静かな境内で、遠くの祭囃子が微かに聞こえている。結衣の甘い香りが鼻先をくすぐり、隼太は彼女の唇に視線が吸い寄せられた。結衣もまた、潤んだ瞳で隼太を見つめ返していた。二人の間に流れる緊張感。何かが変わりそうな予感が、夜風に乗って漂っていた。

3章 / 全10

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