エラベノベル堂

神様の告白

18+ NSFW

小説ID: cmpilelhw007101ntox8w047f

5章 / 全10

結衣の体がゆっくりと動き、隼太の方へと身を乗り出した。 「結衣?」 隼太が戸惑った声を上げる。その首に、結衣の腕が自然に回される。細い指が隼太の首筋を撫で、体が密着した。 「えっ、結衣、ちょっと……」 隼太の動揺が伝わってくる。結衣の心の中で、神様の声が楽しそうに響いた。 「ふふ、そんなに緊張しないで。あなたの望み、私が叶えてあげるから」 やめて!私の体で何するつもりなの!?結衣は心の中で叫んだが、神様はまったく意に介さない。 「見てなさい。彼も、あなたと同じ気持ちだから」 結衣の顔が隼太の顔へと近づいていく。月明かりの下、お互いの吐息が触れ合う距離で見つめ合う。 「結衣、その……俺も……」 隼太が言い淀む。その唇に、結衣の唇が重なった。柔らかく、温かい感触。結衣の心臓が激しく高鳴る。キス……これが初めてのキス……。でも、私の意思じゃない。神様が勝手に……。 「んっ……」 結衣の唇が隼太の唇を挟み、甘く押し付ける。隼太の目が驚きで見開かれたが、すぐにゆっくりと閉じられた。腕が結衣の腰へ回り、優しく引き寄せられる。 「ずっと好きだった」 結衣の口から、自分のものではない言葉が溢れ出した。 「隼太くんのことが、ずっと前から……」 結衣の心は恥ずかしさで爆発しそうだった。そんなこと、言わないで!まだ言うつもりなかったのに! 「結衣……」 隼太の声が震えていた。 「俺もだよ。ずっと好きだった。幼馴染としてじゃなくて、女の子として」 結衣の胸の奥が熱くなる。彼も、同じ気持ちだったんだ。神様の声が、優しく囁いた。 「ほら、やっぱりね。あなたの想いは届いてたのよ」 隼太が結衣を強く抱きしめた。 「言ってくれてありがとう。待ってたんだ、その言葉」 結衣の体は神様に操られたまま、でも心は隼太の温もりに包まれていた。

5章 / 全10

TOPへ