「っ……んぅ」 咲良は唇を噛み締め、漏れ出る声を必死に抑えようとした。颯介の指は執拌に股間の柔らかな窪みをなぞり、道着の布地ごしに熱を伝えてくる。 「どうした、動きが鈍いぞ」 颯介は淡々とした口調で言いながら、組み敷いた体勢からさらに密着度を高めてきた。彼の身体はまるで岩のように動かず、咲良の逃げ場を塞いでいく。 「うるさい……これくらい、痛くも痒くもないわよ」 虚勢を張る彼女の声は、震えていた。颯介の余裕めいた態度が、咲良の焦燥感を煽る。彼は淡々と技をかけているだけに見えるが、その手は明らかに柔道の動線を逸脱していた。 「全国を目指すんだろ。だったら、もっと抵抗してみせろ」 颯介は耳元で囁くと、空いた手で道着の上から咲良の胸の先端を探り当てた。 「ひゃっ、何を……」 咲良が息を呑むと、颯介の指先は布地の上からその突起を執拗に捏ね回し始めた。 「ここ、反応してるな」 「反応……してないわよ、っん……」 否定しようとした瞬間、鋭い快感が背筋を走り、思わず甘い声が漏れた。咲良は顔を紅潮させ、唇を噛み締める。柔道で組み敷かれているはずなのに、身体の奥が熱く疼き始めていた。 「いやらしい身体してるな」 「失礼な……こんなの、柔道の技じゃないわ」 「技だろ。お前が勝負を挑んだんだ」 颯介の言葉に反論できない。確かに賭けを受けたのは自分だ。だが、こんな触り方は柔道の範疇を超えている。 「はぁ……くっ、離して……」 咲良は抗おうと身をよじるが、敏感な部分を攻められ続け、力が入らない。柔道の投げ技か、それとも快楽責めなのか、境界線が曖昧に溶け去っていく。 「まだ始まったばかりだぞ」 颯介の声に、潜んだ熱が混じる。咲良の瞳が潤み、熱っぽい吐息が漏れた。
約束の一本
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