エラベノベル堂

瓜二つの部下

18+ NSFW

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第8章 / 全10章

正樹の理性が、音を立てて崩れ落ちた。彼は陽葵の肩を掴んでいた手に力を込み、一気に引き寄せた。細い体が腕の中に収まる。彼女の体温が、薄い布越しに伝わってくる。 「先輩……」 陽葵が小さく息を漏らした。その声に抵抗の色はない。むしろ、待ちわびていたような響きが含まれていた。正樹は彼女の腰に手を回し、強く抱きしめる。甘い香りが鼻腔を満たし、思考を麻痺させていく。 「君は……分かってるのか」 正樹は掠れた声で問いかけた。陽葵は答えず、ただ潤んだ瞳で見つめ返してくる。その表情が、彼が何度も再生した映像と重なる。無垢さと、その奥に秘めた熱。正樹はもう我慢できなかった。彼は陽葵を抱き上げ、デスクへと押し倒した。書類の束が悲鳴を上げ、バラバラと床へ散らばる。パソコンのモニターが揺れ、キーボードが卓上を滑る。 「んっ……」 陽葵がデスクに背をつけ、正樹を見上げる。その瞳が、蛍光灯の光を反射して妖しく輝いていた。正樹は彼女のブラウスのボタンに指をかけ、震える手で外し始めた。一つ、二つ。白い肌が少しずつ露わになる。鎖骨のライン、その下の柔らかな膨らみ。陽葵もまた、正樹のシャツに手をかけた。ボタンを外す指先が、胸に触れる。熱く、確かな重み。 「先輩……熱いです」 その言葉が、また記憶を刺激する。正樹は彼女の首筋に唇を寄せた。舌先で肌をなぞると、陽葵の喉から甘い声が漏れる。 「んん……っ」 彼女の指が正樹の髪に絡まる。強く、弱く、慌ただしく。二人の唇が重なり合った。角度を変えながら、互いの熱を吸い取るように深く。陽葵の舌が正樹のそれに絡みつく。ねっとりと、淫らに。正樹の手が彼女の背中を滑り、ブラウスの裾から肌へと侵入する。滑らかな肌の感触。指先が膨らみの下縁に触れた時、陽葵の体がビクリと跳ねた。 「あっ……先輩、そこ……」 彼女の声が、快感に震える。正樹はさらに指を滑らせ、柔らかな曲線を掌で包み込んだ。その豊かさと熱。陽葵はデスクに散らばる書類の上で、無防備に体を投げ出している。乱れた髪、ずれた服、潤んだ瞳。その姿が、正樹をさらに追い詰める。もう後戻りはできない。彼は全てを投げ出して、目の前の熱に溺れるしかなかった。

第8章 / 全10章

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