エラベノベル堂

涙が溶ける場所

18+ NSFW

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6章 / 全10

エリナの指がアランの胸板をなぞり、その鼓動を確かめていた。彼女の熱は抑えきれなくなり、唇が彼の首筋へと寄せられる。その時、アランのまぶたが震え、ゆっくりと開かれた。 「……エリナ?」 彼の声は、寝起きのためか掠れていた。蒼い瞳が、彼女の意図を汲み取る。エリナは動きを止めず、むしろ大胆に彼を見下ろした。 「目覚めたのね」 アランは彼女の手首を掴もうとしたが、その動きは拒絶ではないことを彼女は本能的に理解した。彼は彼女の体を引き寄せ、寝台の上で抱きしめた。 「何をしている」 「分からない。ただ、触れていたかった」 エリナは素直に答えた。隠す必要はもうない。この呪いが彼女の本音をすべて晒しているのだから。アランの瞳が揺らぐ。彼の中にある感情もまた、赤い炎と白い霧を通じて彼女に伝わってきた。困惑、そして、隠しきれない欲望。 「俺も……同じだ」 彼は彼女の顎を持ち上げ、ゆっくりと顔を近づけた。エリナは目を閉じ、彼の唇を待った。重なった瞬間、電流が全身を駆け巡る。今までの感覚とは比較にならない強烈な快感だった。 「んっ……!」 エリナが声を漏らす。だが、その声は彼女だけのものではなかった。アランもまた、喉の奥で低い呻りを上げていた。唇を重ねるだけで、互いの快感が反響し、増幅されていく。 「これ……全てが……」 アランが彼女の唇を解放し、荒い息を吐く。エリナの体温は上昇し、肌が熱を帯び始めていた。 「触れられる場所すべてが、感じる」 アランの指が彼女の腕を滑り、肩へ、そして鎖骨へと這う。そのたびに、快感が肌を走り、彼女の体が小さく震えた。 「あっ……」 エリナは彼の胸に手を置き、その感触を堪能する。彼女が気持ちいいと感じる場所に触れると、アランもまた同じ快感を共有しているのが分かった。 「私の感じていることが、そのままあんたに伝わっている」 「ああ。逃げ場がない」 アランの声には、苦悶と、抗えない興奮が混じっていた。彼の手が彼女の腰へと滑り、引き寄せる。下腹部が密着し、エリナは熱い塊が彼女の秘所へと押し当てられるのを感じた。 「んんっ……!」 鋭い快感が背筋を走り、彼女の秘所が熱を帯び、潤いが広がっていく。アランもまた、彼女の反応を共有し、荒い息を吐いた。 「エリナ、お前の中が……」 「言わないで」 彼女は彼の言葉を遮り、再び唇を重ねた。思考が溶け、ただ快感だけが二人を支配していく。赤い炎と白い霧が、部屋の中で激しく渦巻き、二人を包み込んでいた。

6章 / 全10

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