エラベノベル堂

異世界ドリンク

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7章 / 全10

「いや……やめて……」 マユの抗議は虚しく、三人の手によって鎧の留め具が外されていく。金属音が地下空間に響き、白と紺の生地が肩から滑り落ちた。 「綺麗な肌だ」 レオが感嘆の声を漏らす。真剣な眼差しで、彼女の露わになった肌を見つめていた。 「本当に……」 悠生の指が鎖骨をなぞる。 「寒くない? 早く温めてあげる」 瞬は無言で残りの服を取り去った。マユは両手を拘束されたまま、一糸まとわぬ姿で泉の前に立たされた。冷気が肌を撫で、粟立つ肌が月光の下で白く輝く。 「入ってください」 レオの手が背中を押す。彼女は小石に足を取られながら、泉へと踏み入った。 「んっ……! 冷たい……」 冷たい水が足首、膝、太ももへと浸食していく。熱を持った肌に、冷水が心地よい疼きを与える。腰まで浸かった時、彼女は思わず息を漏らした。 「はぁ……」 水の冷たさが、媚薬の熱を一時的に鎮めてくれる。だが、その安堵は束の間だった。水音が響き、三人が服を脱ぎ捨てて入水してきたからだ。 「君のその姿、堪らなく美しい」 悠生が水面を割って近づいてくる。体温を感じさせる手が、水の中から現れ、彼女の腰を捉えた。 「あっ……」 「冷たい水と、熱い手。どちらが気持ちいい?」 指先が腰の曲線を這い、脇腹へと滑る。冷やされた肌は敏感になり、わずかな接触にも過剰に反応してしまう。 「や、め……」 「いいえ」 レオが反対側から近づき、彼女の腕を掴んだ。拘束された手首の紐を解き、しかし逃げる隙は与えない。 「マユ様、覚悟を決めてください」 「覚悟って……何を……」 瞬が背後から近づき、彼女の身体を支えた。三人に囲まれ、逃げ場はない。冷たい泉の水が胸元まで迫り、熱を帯びた男たちの体温が四方から押し寄せる。 「冷たい……でも、熱い……」 マユは自身の感覚が混乱していくのを感じた。水の冷たさと、彼らの手の熱さ。交互に肌を撫でる異なる温度が、神経を研ぎ澄ませていく。 「んんっ……」 悠生の指が水の中で太ももの内側を撫で上げた。冷水で引き締まった肌が、熱に触れて疼きを覚える。 「身体、震えてるね」 「寒いから……」 「違う。期待しているんだ」 レオの掌が、濡れた背中を滑り、肩甲骨をなぞる。 「貴女も、これから起こることを望んでいるはずだ」 「違う……私は勇者で……こんな……」 言葉が途中で途切れた。瞬の唇が、首筋に触れたからだ。 「ッ……!」 冷気の中で、その熱だけが鮮烈だった。

7章 / 全10

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